2008年08月17日

正確な音程で歌うには。その1

なんだか
眠れずにいるので
続けて書きましょう。

前のブログに
「音痴という言葉は使ってはいけません。」
と書きました。

その事を少し。

結論から言いますと

『音痴』

というのは存在しないと思います。

『めくら』や『黒ん坊』等の
使ってはいけない言葉と同じように
『音痴』も
なくしたい言葉です。

音楽教師となって
うん十年。

いろいろな子供たちを
教えてきましたが
『音痴』は、必ず治ります。


個々人の程度の差はあれ
どんなに、音程を正確にとれない人でも
矯正の仕方によって、
正しい音程で歌えるようになります。


男女、年齢によっても
その矯正の仕方は、異なりますが
まずは、幼児から。


最近の曲は、アレンジが凝っていて
子供向けの歌でも、賑やかな作りになっていますよね。
聴いた感じは、楽しくていいのですが
音の種類や、重なりが多いと
歌のメロディを、正確にとることが難しくなってきます。

又、アニメ等の曲には
大人の男の人が歌っているのも数多くありますが
幼児の声域とは
かけ離れているので
曲に合わせて一緒に歌うのは、もともと無理なことなのです。

子供は、リズムに乗って楽しそうに歌っているようでも
傍でよく聴いてみると
一本調子で、歌っていませんか?

このような状態を放っておくと
特に男の子は、後に、音程を合わせて歌うことが、苦手な子になってしまいます。


3、4歳のお子さんで
音程狂いが気になるようでしたら
やはり
童謡をおきかせする事を、お勧めします。

その童謡でも
一番いいのは、
子供の声で録音されているのが、いいですね。

次にいいのは
女の人の声。

そして、曲のアレンジがシンプルに仕上がっている音源がいいですね。

ピアノ伴奏のみなら、なを、いいと思います。



まずは、うんと聴かせて、聴かせて。


それから、次のステップに進みます。
続きは、また後ほど。


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Posted by なを美 at 06:22 │歌について
∴ この記事へのコメント
私も「音痴」と言われ続け,けっこう苦しみました。
小学校のときには忘れられないつらいこともありました。

でも,なを美さんが書かれているように,正しい音を追いかけ続けると,上手くなるものですね。
中学生になって,アコギを弾きながら,毎日,正しい音を追いかけて,歌い続けていたら,上手くなっていたようです。
コンプレックスで絶対に人の前では歌うことができなかったのですが,二十歳を過ぎて,妻に背中を押されて歌えるようになりました。

音痴は治る! 私も体験しました。
Posted by Bear at 2008年08月17日 09:52
なを美先生のおしゃっている
通りだと思います!
私も、最初は音楽部に
入部する時、考えました...。
音楽は大好き♪歌うのも好き♪
だけど...自分は『音痴』
そんな悩みながらも入部した私
ですが、なを美先生の指導の仕方は
本当に素晴らしかったです!
おかげで、結成して1年にも
ならないのに『全流音楽祭』
と言う素晴らしい成績まで
残して下さいました(^^)/
今...思い出すと。
あれから6年...今も私の。
母校は、素晴らしい成績ばかり!
これも、なを美先生のおかげでも
あり。また今も、日々の練習を
頑張っている可愛ぃぃ音楽部の
生徒さん達のおかげです(^嬉涙^)
ありがとうございます。
なを美先生は、今までの
♪音楽♪の先生方の中で
最高な素晴らしい先生!!
そして...。
音楽の世界の楽しさを
ちゃんと教えてくれる先生です!
貴方には!いつも
感謝の気持ちでいっぱいです♪
Posted by yurino at 2008年08月17日 14:37
音程をうまくとれない子のための指導って本当に難しいですよね~

ピアノ伴奏が無く、本人 一人で歌っていたら全然合っているのに、
ピアノ伴奏を入れると、キーが合わない・・・

「よく音を聴いて~」って言ってみたりしても、うまく音を聞き取れないのかな?って悩んでしまいます。

「音を上げて~」っていうと、顔を上げたり、背伸びする子も・・・

一人でも多くの子に「歌うって楽しい!音楽って楽しい」って思ってもらえるよう、日々課題です。

今度、是非、ワンポイントアドバイスをお願いします。
Posted by Silent Piano at 2008年08月18日 02:42
Bearさんへ

すごいです!ご自分の力で克服なされたのですね。
Bearさんのおっしゃるように
『正しい音を追いかける』
まさに、その通りだと、思います。
でも、、ここで質問。
正しい音か、否かは、ご自分の耳で判断なされたのですか?
Posted by なを美 at 2008年08月18日 07:47
yurinoさんへ

照れるなあ(~_~;)
ありがとう。
だが、しかし、
yurinoさんは、最初から上手でしたよ。
音痴だなんて、とんでもない。
いい声で、歌ってました(^v^)
Posted by なを美 at 2008年08月18日 07:52
silent pianoさんへ

そうですよね。
こども一人一人、いろんなケースがあって
ほんと、日々悩みます。

音程を取らせる際は、両手弾きのピアノ伴奏より
メロディを右手だけで弾いてあげた方が
正しい音程で歌えるようになりますよ。
Posted by なを美 at 2008年08月18日 07:58
Bearさんへ

きゃぁ、大変!今読み返してみたら、私のコメント、まるでBearさんに、イチャモンつけてる感じ。ごめんなさい!
『でも』じゃなくて『で、』でした。
要するに何を聞きたいかというと
私が子供達を教える時、音が合った瞬間を捉えて「今、合ってるよ!」と教えて、その感覚を体得してもらいながら、聴力を鍛えるのですが、
Bearさんの場合、どのような練習過程で正確に声と音を合わせていったのか、興味がわいたのです。変声が安定したあとですか
Posted by なを美 at 2008年08月18日 13:58