高校3年生の素直で熱い本当の気持ち
3月1日
今日は
高校の卒業式ですね。
思い出されます・・・。
かなり前の高校時代を(^o^)
高校3年生の3学期
ほぼ、進路も決まって
それぞれ頑張っていた頃
その時
うちの学校に来ていた教育実習の先生が
今日で実習最後の日ということで
ホームルームの時間を担当してくれました。
教壇の前に立つやいなや
若き熱血先生よろしく
いきなり
「卒業後の君たちの夢を語って貰いたい。」
と切り出したのです。
はあ?
それほど
この教育実習の先生と親しくもなっていなかった私たちは
いっきに
しら~っ
皆、黙っていたけど
誰しも心の中で
(そんなこと、みんなの前で言えるわけないじゃん・・・。
何、青春してんの、この先生・・・。)
と思っていたと思います。
いえ、私は、そう思っていました。
「では、出席番号1番の・・・・00君」
(あ~、可哀想・・・トップバッターだ。)
みんながうつむいて座っている中
トップバッターの00君が
椅子をがたがたさせて起立しました。
「僕は・・僕は卒業したら」
僕は卒業したら・・・・の後
思ってもいない展開になりました。
トップバッターの00君は
自分の卒業後の進路、ひいては将来の夢について
熱く語り始めたのです。
みんな、顔を上げて00君に注目しました。
00君の語る夢を聞きながら
私の胸が熱くなってきたのを覚えています。
00君が自分の夢を語り終え
着席した後
出席番号2番のクラスメイトが起立。
そして彼も語りました。
一人また一人
真剣に自分の進路、夢を語り
真剣にクラスメイトの進路、夢を聞き
教室には
熱を帯びた空気が満ち満ちていきました。
しらけムードで始まったホームルームの時間は
終了のチャイムが鳴っても
最後の一人が語り終えるまで
誰一人、異を唱えず
延々と続きました。
この思い出
忘れられません。
とても心に強く残っています。
昨年の同窓会でも
この出来事が話題にのぼりました。
やっぱり
みんなも心に残っているんだよね。
感動した、いい思い出として。
感謝したい。
もう、顔も名前も忘れた、
あの熱血先生と
私たちの素直な気持ちを引き出してくれた
トップバッターの00くんに。
自分の夢を実現した人も
挫折をした人も
回り道をしている人も
いろいろだと思うけど
心に残る
貴重な思い出は
確かな私たちの宝物です。
今日卒業したみなさんも
きっと
何年後かに
心の中に残った宝物を
懐かしく思い出すときが
くるのでしょうね。
高校3年生の皆様
後卒業、おめでとうございます。
関連記事